株式会社etel

Client

株式会社etel(エーテル)

Scope

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民泊・旅館・ヴィラの運営やコンサルティングを手がける株式会社etel。豊富な運営実績を生かし、収益性と心地よい宿泊体験を両立。オーナーの課題に寄り添い、物件の立ち上げから集客・運営改善まで幅広く支援しています。

PROCESS

プロジェクトの背景

etelは、民泊運営代行とコンサルティングを行う企業として立ち上がったブランドです。
社名の「etel」は、eternal(永遠・ずっと)の略であり、さらに古代ギリシャ語の「エーテル(天界を満たす物質=光)」、そしてゲームに登場する「エーテル」に由来しています。

そこには、「遊び心を忘れずに、ずっと輝き続ける存在でありたい」という想いが込められていました。

この名前の世界観を、どうロゴとして視覚化するか。それがこのプロジェクトの出発点でした。

直面した課題

「光」や「輝き」をストレートに表現しようとすると、どうしても電力会社やインフラ系のブランドのような印象に寄ってしまいます。

一方で、etelはエネルギー会社ではなく、人と宿泊施設をつなぐ民泊運営代行・コンサルティングサービス
そこには「信頼感」「スマートさ」が求められます。

さらに民泊事業であるため、「家」「宿泊」といった要素も無視できませんが、それを強く出しすぎると今度は不動産会社や宿泊施設のロゴのように見えてしまうというジレンマもありました。

「光」「永続性」「遊び心」「民泊」「コンサル」
それらをどう両立させるかが最大の設計テーマでした。

デザインの試行錯誤

初期段階では、

  • 稲妻や発光をモチーフにした「光」を強く出す案

  • 「e」や「t」をデフォルメしたシンボル案

  • 家や屋根を連想させる案

など複数の方向性を検討しました。

しかし、
光を強く出しすぎると「エネルギー会社っぽい」
家を強く出すと「宿泊施設そのものに見える」
という問題があり、いずれもetelの本質からズレてしまうことが分かりました。

最終ロゴの考え方

最終的に採用されたのは、etelのアルファベットを抽象化した、シンプルな幾何学モチーフです。

このロゴは、

  • 「光」をモチーフとして直接描かず、色の重なりやグラデーションによって“輝き”をにじませる表現

  • 「家」「稲妻」などの分かりやすい記号を避け、民泊・コンサル・テックのどれにも広がれる余白を残す

  • ゲームの「エーテル」が持つ、どこか軽やかな“遊び心”を、シャープすぎない形状とリズムで取り入れる

というバランスを意図して設計されています。

カラーについては、クライアント側から「モダンでかっこいい印象」を求められていたターコイズ系を採用し、その中で明暗をつけることで、
eternal=ずっと、ether=光、game=遊び心
という3つの意味をひとつのトーンの中に重ねています。

ロゴからWebへの展開

ロゴはブランドの核ですが、それ単体では世界観は完成しません。
etelでは、ロゴで設計した思想をWebサイト全体へと展開しています。

etelはコンサルティング会社として「お客様を輝かせる立場」です。
そのためWebサイトでは自己主張を強めすぎず、モノトーンを基調に、ロゴと同トーンのグリーンをポイントで使用する設計としました。

ブランドが前面に出るのではなく、
事業や実績、そして自社で運営する民泊の空間写真が映える舞台装置としてのデザイン。

ロゴで表現した“直接描かない光”という思想は、
Webでは余白とコントラストによって静かに体現しています。

(Webサイトはこちら

タイポグラフィの設計

タイポグラフィは、ロゴと同系統のフォントを使用することでブランドの統一感を担保しました。

和文には筑紫オールドゴシックを採用。
可読性を重視しながらも、やわらかさと品のあるニュアンスを持たせています。

民泊運営代行を検討している個人・法人にとって、信頼感は不可欠です。

一方で、硬質すぎるテック系の印象に寄らないよう、
ロゴの持つ軽やかさを損なわない文字設計を意識しました。

ファーストビューの設計思想

ファーストビューではロゴを画面いっぱいに配置。

ロゴが上から下へ“すっと”落ちてくるアニメーションを実装しています。

この動きには、

・etelがお客様の事業を照らす
・光が差し込む
・輝きが降りてくる

という意味を込めています。

一方で、ページ内の他のアニメーションは比較的ゆっくりとした動きに設計。

ファーストビューで印象を与えつつ、
コンテンツ部分では安心感を優先する。

速度の差によって、ブランドの「遊び心」と「信頼性」を切り分けています。

遊び心の扱い方

ブランドキーワードのひとつである「遊び心」は、
派手なスクロール演出ではなく、細部のアニメーションとして取り入れました。

ちょっとしたアイコンに、小さな動きやリズムを持たせることで、

無機質になりすぎない
しかし過度に装飾的にならない

というバランスを目指しています。

コンサルティング会社としての堅実さと、“エーテル”に由来する軽やかさ。

その両立を、体験レベルで設計しています。

まとめ

etelのビジュアル設計は、ロゴ単体では完結していません。

ロゴで設計した
・余白のある輝き
・直接描かない光
・抽象化された永続性

これらの思想は、Webのトーン設計、タイポグラフィ、アニメーションの速度設計にまで一貫して反映されています。

etelが目指す「遊び心を忘れず、ずっと輝き続ける存在」

その体験設計全体を担うプロジェクトでした。

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