bar POSH

恵比寿駅から徒歩1分の「bar POSH」は、一人ひとりに寄り添った究極の一杯を提供するバーです。こだわりのドリンクと落ち着いた空間、人とのつながりを通じて、訪れるたびに記憶に残る特別なひとときを演出します。

PROCESS

課題

POSHは「A Journey to the Cocktail(究極の一杯を求める大人の旅)」をコンセプトにしたバーですが、バー業態には“正解のロゴ”がありません。

ワイングラス、シェイカー、カクテルのシンボルを使うと、どこにでもあるバーと同じ見え方になってしまい、POSHが持つ物語性や世界観が薄れてしまうリスクがありました。

さらに、MakuakeやSNSなどでの認知獲得を考えると、
「店名が一目で読めること」も重要な要件でした。

ロゴで解決したかったこと

POSHのロゴには、次の役割が求められていました。

  • 初見でも「POSH」という名前を正しく認識してもらう

  • 高級ホテルのような上品なロゴであること

  • 店の世界観(上品・旅・物語)を邪魔しない

そこで選んだのが、シンボルを持たないロゴタイプという戦略です。

なぜシンボルを使わなかったのか

ロゴには大きく2種類あります。

  • ロゴタイプ型(Google、Sony、ZARA など)

  • シンボル+ロゴ型(Apple、Nike など)

POSHでは前者を選びました。

理由はバーや飲食店は、「アイコン」よりも「名前」で検索され、紹介される業態だからです。

  • 「POSH行こう」

  • 「あのPOSHってバー」

こうした言葉の広がりを考えると、
記号よりも“名前そのもの”をブランドとして覚えてもらう方が強い

店名が読めること=認知効率の高さにつながると考え、ロゴタイプ型を採用しました。

ロゴタイプの設計意図

POSHのロゴタイプは、「上質さ × モダン」を軸に、
大人が落ち着いて過ごせる空間を表現することを目的に設計しました。

基準にしたのは、
AMANのようなラグジュアリーブランドが持つ静かで品のある高級感

そこに、モダンな印象を重ね、
気負わずに長く居られる上質な場所の印象作りを意識。

そのため、

  • 余白を活かしたシンプルな字形

  • 装飾を抑えた端正なライン

  • デジタルでも崩れにくい安定した骨格

を重視し、「華美ではないが、きちんと上質」「主張しすぎないが、記憶に残る」
ロゴタイプに仕上げました。

ロゴから空間体験へ

POSHではロゴ制作に加え、Webサイトおよび各種グッズの制作も担当しました。

ロゴは“完成形”ではなく、ブランド体験の起点です。

バーという業態は、空間・照明・音・接客・プロダクトなど、複数の要素が重なって世界観をつくります。

そのためロゴ単体で完結させるのではなく、空間やツールへと自然に展開できる設計を前提に制作しました。

Webサイトの設計思想(黒基調 × 静けさ)

Webサイトは黒を基調に構成。

バーという空間の本質は「光」ではなく「影」にあります。

黒背景を採用することで、

・店内の照明のニュアンス
・グラスの反射
・余白の静けさ

をそのままデジタル上で再現しました。

また、あえてアニメーションは入れていません。

近年は動きのあるWebが増えていますが、POSHでは“動かないこと”を選択。

理由はシンプルです。

このブランドは、騒がしさではなく「静かな上質さ」が価値だから。

スクロールしても過度な演出はなく、静かに読み進められる構造。

ロゴタイプで設計した「主張しすぎないが、記憶に残る」思想を、そのままWeb体験へと落とし込んでいます。

(Webサイトはこちら

グッズ展開:ロゴタイプの強さを活かす

POSHでは、以下のツール・グッズ制作も担当しました。

・コースター
・メニュー表
・ショップカード
・会員権
・QRコードスタンド
・シール

ロゴタイプ型を選んだ最大の理由のひとつが、この展開力です。

シンボルを持たないロゴは、一見するとシンプルですが、
タイポグラフィが強ければ、むしろ空間や物に自然に溶け込みます。

例えばコースターや会員権では、

装飾を足さず、余白の中にロゴを配置するだけで成立する設計に。

過度なグラフィックを加えなくても、“POSHらしさ”が保たれる。

それはロゴタイプそのものに品位を持たせたからこそ可能でした。

ロゴタイプを選んだことの意味

ワイングラスやシェイカーのシンボルを持たないPOSH。

だからこそ、

空間
Web
印刷物
会員権

すべてにおいて「POSH」という文字がブランドの中心になります。

店で過ごした時間と、「POSH」という名前が結びつく。

ロゴタイプを選んだ戦略は、デジタルとリアルの両方に展開することで、初めて完成します。

まとめ(世界観の一貫設計)

POSHのプロジェクトでは、

・ロゴ設計
・黒基調のWeb設計(アニメーションなし)
・各種グッズ制作

を一貫して担当しました。

シンボルを持たないロゴタイプだからこそ、
空間・デジタル・プロダクトのすべてで世界観を統一する必要があります。

ロゴを“作る”のではなく、ロゴを“起点に世界観を設計する”。

その実践となったプロジェクトです。

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